たかがい発!日本の今

(2012年3月11日発)

○東日本大震災から1年

 

東日本大震災の発生の日から1年が経ちました。改めまして、震災でお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様に対し衷心よりお見舞い申し上げます。
1年経過しましたが、被災地の復興の歩みは遅く、被災者の方は未だに困難な状況に置かれています。がれき処理、放射性物質の除染といった街の復旧・再建、家や仕事などの被災者の生活の再建、地域・コミュニティの再建など復興に向けて取り組むべきことは山積しています。被災者の方々が前向きに希望を持ってふるさとに住み続けられるよう一日も早い復興が必要です。自民党では3月3日に被災者の生活再建と被災地の復興のため緊急に取り組むべき「復興加速への10の方策」を提示しました。
豊かな故郷を取り戻し次代へと引き継いで行けるよう、これからの日々を精一杯、被災者の生活再建と日本の新興のために尽くしたいと考えております。

(2011年10月3日発)

○第178回国会(臨時会)閉会

 

9月13日開会した今国会は30日閉会しました。野田内閣となって初めての国会。しかし、当初は4日間の予定で驚き・あきれた方が多かったのではないでしょうか。自民党など野党側から会期の延長を申し入れ続け、漸く30日まで延長することとなりました。国内においては何よりも優先すべき震災復興、国外に目を向ければリーマンショック以上に深刻ではないかといわれる欧州財政危機による金融・経済危機。まさにわが国は危機的・非常事態の渦中にあるといわざるを得ませんが、十分な会期も確保されないまま何ら実のある審議すらせず、新内閣として今後のわが国の行く末のビジョンをしっかりと打ち出すこともせず、国民に伝わったのは「増税」ということのみではないでしょうか。「国会」という国民の信託を受けた場において果たすべき役割とは何なのか、私自身も含め、今一度国会議員が改めて認識すべきではないでしょうか。

 

○節電の夏が終わって

 

今夏は、多くの国民が多少の不便・不自由をがまんして、それぞれの立場でできる限り節電に取り組まれたことと思います。様々な「節電グッズ」が店頭に溢れておりました。9月に入って東京電力及び東北電力管内において37年ぶりに発令された「電力使用制限令」が9日で解除され、政府が呼びかけてきた節電の取組みも9月末をもって終了となりました。
この夏、皆さんの生活や意識に変化はあったでしょうか。勤務時間や休日出勤の変更や電力使用制限による製造業等の影響、親の生活スケジュールの変更に伴う子供たちの生活の変化、資源エネルギーを考える機会を持つようになったことなど、今後の日本のライフスタイルや資源エネルギーを考えるにあたって、今回浮かび上がった課題や利点などを総括することが必要です。これによって、わが国にとって必要なことがいろいろなことが見えてくるはずです。夏に続き今年の冬も「節電」で厳しい冬になりそうです。あまりに無理をして自身の体調を崩すことがないよう、できる範囲での節電を心がけましょう。